赤ちゃんに読み聞かせる絵本の選び方:内容編
こんにちは、伊織です。
本日は読み聞かせ絵本の選び方を、「どんな内容の絵本を選べばいいのか?」という視点で、保育士や絵本関連の資格をお持ちの方に聞いたことを参考に、書いていきたいと思います!
本日の目次はこちら↓↓
読み聞かせの悩み
授乳とオムツ替え以外ほとんど寝ている生後0~2ヶ月くらいが終わると、「そろそろ何か遊びを取り入れた方がいいかな?」と思い始める方もいるんじゃないでしょうか。
私自身が読み聞かせを始めたのは、娘が生後2ヶ月の頃。
最初はいただき物や、「いつか子どもができたら読んであげたい」と買って持っていた絵本、そして月齢の基準に合わせて自分で作成した絵本などを読んでいましたが、4ヶ月目まではあまり反応がありませんでした。
「〇ヶ月だからこういう本を喜ぶはずなんだけど、あまり反応がないのは、私の絵本のチョイスや作り方がまずいのか、読み方が悪いのか……」と不安になり、保育士をしていた友人と、絵本関連の資格をお持ちのお母様にご意見を伺って、アドバイスを実践したところ、読み聞かせが劇的に気楽になりました!
ということで、教えていただけたことや、私自身がそれから実践した上で感じたことなどを描いていこうと思います。
月齢の目安について
Q、月齢の基準に合った本を喜ばないのは、絵本の作り方に原因がある?
「月齢の成長によってこういう内容の本を喜ぶ」という基準は一応あるようで、以前の記事にもそれをまとめたものが載っています↓↓
これに合わせて、自作の絵本は「3ヶ月だから形が楽しめる本を……」などと考えて作っていたわけですが、基準通りに作っても、ちゃんと集中して見てくれる絵本と、そうでないものがありました。
何が悪いんだろうと聞いたところ、答えは以下のようでした。
A、赤ちゃんが喜ぶかどうかは、月齢よりも赤ちゃん個人の好みの違いによるので、作り方が悪かったかどうかは気にしなくていい!
基準はあっても、実際には月齢の成長より個々の好みの違いの方が大きく影響するから、必ずしも「この月齢だからこういう内容を楽しむ」ということはないようです。
「3ヶ月なのに形の本を楽しまないのは、成長が遅いってこと?」とか、
「絵本の選び方や作り方がまずかったかな…」とか、
そういうことは気にしなくて大丈夫!!とのこと。
一気に気が楽になりました。
ちなみに赤ちゃんの月齢の成長による反応の基準も教えていただきました↓↓
これに対して、娘に読み聞かせをしてきた実感は以下の通り(娘はまだ8ヶ月なので、途中まで…1歳になる頃に書き直します)↓↓
絵本を触ろうとするのはかなり早かったですが、最初に声を出して笑ったのは4ヶ月末。この頃に、私自身が絵本の読み方に慣れてきたというのもあるかもしれません。
Q、絵本を買ったり作ったりする場合、できるだけ長く楽しんでもらえるものにしたいけど、音を楽しむ絵本は1歳までには飽きてしまう?
「0~2ヶ月=音を楽しむ絵本」とあるから、1歳になる頃にはもう飽きてしまうのであれば、買うならどんな本がいいのかな……と思って聞いたところ、答えは以下のようでした。
A、飽きる原因は月齢の成長ではなく、マイブームの移り変わりによるものだから、0歳で好きになった絵本を2歳までずっと好きな子もいる!逆に、4ヶ月では反応がなかった絵本が、8ヶ月になったら気に入るということもある!
たとえば以前紹介した市販絵本の人気作品である『がたんごとんがたんごとん』という汽車の絵本があります。
音やリズムを楽しむ絵本の代表格のような本ですが、この本を2歳まで好きな子もいれば、そもそも最初から興味がない子もいるそう。
音を楽しむ系の絵本が好きなうちの娘は、きっと喜ぶだろうと思いきや……最初は全く反応なし。上の記事を読んでいただくと詳しく書いてありますが、絵本の見せ方を変えると少し反応がありました。どちらかというと、絵を楽しんでいた感じですかね。
絵本というのは、文の意味がわからなくても、絵柄や色、音やリズムなど、楽しむ要素が色々とあるので、音を楽しむ系の絵本として紹介されているものでも、実際には赤ちゃんがその絵柄を喜ぶこともあるようです。
また、生後4ヶ月の頃に私が作った表情の絵本は、当時娘には長かったようで途中で飽きていましたが、7ヶ月の頃に読むと、笑顔のページで一緒ににこにこしたり、だいぶ反応がよくなりました!ちょっと感激。笑
結論として、「必ず最初から赤ちゃんが喜ぶ絵本」を選ぶ・作るのは至難の業ですが、どこかのタイミングで喜んでくれるかもしれないので、赤ちゃんの好みがまだよくわからないうちは、親が読んであげたいものを買う・作るのがいいのではないかなと思います。その方が親も楽しく読み聞かせできるので……。
お試しの絵本は図書館で借りるのがオススメ !気に入ったものがあったら買う、市販ではなかなかない物は作る!
「必ず喜ばれる絵本」はない!というのは理解しても、せっかく買ったのに赤ちゃんが無反応だとやっぱりちょっと落ち込みますよね。それに、気に入ってもらえた絵本だとしても、毎日読むと赤ちゃんも自分も飽きてきたりしますし、1人目の子と2人目の子の興味が違ったら、倍の量の絵本が必要になるかも……と思うと大変です。
そこで、
「赤ちゃんの好みを探りたい!」
「赤ちゃんの普段の好みとは違うけど、これ試してみたい!」
という本は、図書館で借りることをオススメします。
私は昔から、本には線を引いたり付箋貼ったり、ボロくなるまで読んだりする読み倒し派だったので(扱いが雑というのもありますが)、図書館で借りるという発想があまりありませんでした。
でも、子どもが何を喜ぶか全くわからない状態で絵本を購入するのは、お金もかかるし、場所も取るし……ということで悩んでいたところ、知人の保育士さんが図書館で借りることをオススメしてくれました。
図書館は、いわゆる児童書のベストセラー、鉄板の絵本などはほぼ確実に置いてありますし、もしもある本が子どもにウケなくても、無料なので財布にも心にも優しいです。
また、図書館によるかもしれませんが、最大2週間まで借りられるので、飽きなければ2週間借り続けて、ウケが悪かった本は2週間経たずとも返却して別の絵本を探せばいい。
うちは毎回MAXの15冊を借りていますが、絵本用の棚はカラーボックス1段で充分まかなえています。転勤族にとっては、引っ越しの際の荷物が増えないというのはありがたいですよね。
実際に図書館で借りた絵本のレビュー・読み方の工夫などを書いた記事もありますので、よかったら参考にしてください(^^)
よほど赤ちゃんや自分が気に入った本や、部屋に置いていてインテリア代わりになるようなかわいい物は購入するのもアリだと思います。
絵本を自作する場合は、市販では手に入らない内容のものにするのがオススメ。
うちで自作しているのは、
・英語の絵本
(小さな頃から英語に親しんでほしくて。図書館にも一応英語の絵本はありますが数が少ないんです……)
・娘の経験に基づく絵本
(夏祭りに行ったら夏祭りの絵本、祖父母の家に行ったら、そこで見た野菜や、祖父母が出てくる絵本、茶道のお稽古に行ったら茶道の絵本など。
娘の経験を知ってる自分でないと描けないものなので、自作する価値アリかなと思っています。)
まとめ
さて、赤ちゃんに読み聞かせる絵本の選び方を、今回は内容の面から書いてきましたが、ざっくりまとめると、
・絵本を選ぶときは、月齢はあまり気にしなくていい。赤ちゃんの反応を見ながら、好みを探るのがよい。
・気に入ったり飽きたりにはブームもある。
・赤ちゃんの好みを探るには、図書館がオススメ!
という感じでしょうか。
絵本をプレゼントするときのポイントや、図書館で絵本を借りるときに私が意識していることなども、徐々に紹介していきたいと思いますが、今日は長くなったのでこの辺りで……
ご精読ありがとうございました&ご協力いただいた保育士さんたちもありがとうございました!(^^)