お茶充生活

茶道の日常的な楽しみ方や和室でのマナー、妊娠・育児についてゆるく書いていくブログ

【1歳半健診対策になるかも?】赤ちゃんに言葉を教える方法2 ~写真・絵・おもちゃなど色々な物で見せてあげる!~

前回は英語の教え方でしたが、今回は日本語英語に限らず、言葉を教える時の方法についてうちで実践しているやり方をご紹介します(^^)

 

目次

 

「教え方」を実践する前と後の娘の様子

 

1歳9ヶ月現在、娘が日本語・英語で理解しているのは

・動物…15こ

・その他の生物(虫・爬虫類など)…15こ

・花や月など自然の物…5こ

・乗り物…4こ

 

です。(この記事をのろのろ書いている間にもいくつか増えていますが、そこは割愛)

 

今はかなりおしゃべりになりましたが、娘の発語はどちらかと言うと遅い方でした。特に何も意識せずに過ごしていたら1歳半健診の時点でほとんど話せず(「せーの、よいしょ、はーい」しか言えなかった)、要観察に。まあ要観察くらいはよくあるらしいので覚悟していたのですが、面談で担当の人に必要以上にダメ出しされて腹が立ったので、そこから言葉の強化に取り組み始めました。

 

私が行ったのは

①歌を取り入れる

②物を色々な媒体で見せる

③②で見せた色々な媒体の物たちが同じであると教える

 

の3点です。

 

①歌を取り入れる

 

①の歌については前回の記事でも書いた『はらぺこカマキリ』などの歌を使って「犬」「ゾウ」などの単語そのものを教えるほかに、

 

(※『はらぺこカマキリ』の使い方は過去記事を参照してください!)

 

犬なら「犬のおまわりさん」、ゾウなら「ぞうさん」のように、その単語にまつわる歌を使って【イメージ付け】を行いました。

 

これは、子育て支援センターで保育士さんが以前「言葉を教えようと思っても、なんどもしつこく『これがいぬだよ、いぬ、いぬ……』としつこく言うと子供のストレスになる」ということをおっしゃっていたのと、

 

私自身が詰込み型の勉強が嫌いだったので、語呂合わせのような楽しい覚え方があればなあと考えた結果、娘が好きな音楽を使うという考えに至りました。

 

 ②物を色々な媒体で見せる

②に関しては言葉の通りですが、1つの物を

・実物

・絵本

・絵

・写真

・映像(DVD・YouTube・自分で撮った動画等)

・おもちゃ

の(できる限り)すべてを使って見せるということです。

絵や絵本・アニメ映像は物の特徴がデフォルメされて描かれていることも多いので、かわいいし特徴を知る分には向いていますが、実物とかなり見た目が違うこともあります。そこで実物・写真を見せることはもちろん大事。

 

また、平面と立体でも見え方が違うので、実物の映像やおもちゃも取り入れることで、どんな状態で見てもわかるように工夫しています。

 

 

実物で見せるのは想像がつきやすいと思うので割愛し、他の物だけ、うちでどうしているかご紹介します。 

 

●絵本

取り組みやすいのは、買う・借りるなどした絵本の中に出てくるものを指差して

「これは『犬』だね。い・ぬ・の~おまわりさん♪」

「This is butterfly。ちょうちょ~ちょうちょ~なのはにとまれ♪」

と歌う感じです。ちなみに使う歌は日本語も英語も同じ歌(同じ歌の方が、違う言葉で言われても同じ物を指してるんだなということがわかりやすいかなと思ったのと、単純に英語のちょうちょの童謡があるのか知らないという理由)。英語の童謡を知っているものに関しては、英語の歌をできるだけ優先して使うようにしています。

 

使う絵本はどんなものでもいいのですが、以下の2つは娘が最近すごい気に入っていた2冊。うちはどちらも図書館でたまたま借りたのですが、娘がすぐタイトルを覚えて本棚を指差し「さんぽ!さんぽ!」などと要求するほど気に入っていたので、買ってもいいかなと思っています。

 

『おさんぽ』…普段のお散歩中に目に入る景色1つ1つがクローズアップされていて、まるで歩いている小さい子の目線そのものの世界。絵も可愛いし、歩いたり喋ったりしている子にピッタリの絵本です(^^)

『SUPERWORM』…なんとミミズが主人公というハードな設定の物語。虫苦手な私としてはあまり手に取りたくなかったのですが、「最近娘が虫の名前覚え始めたしなあ…」と頑張って借りました。

すると、色々な種類の虫がカラフル&コミカルなタッチで描かれているのもよかったのか、娘の大のお気に入りに。虫だけでなく色んな色のお花も出てくるので、色を教えるのにも最適。この本から新しく覚えた単語もかなりあります(物語はあまり読んでくれてませんが、話自体もおもしろいです)。

 

この2冊は本当に、 物語の内容そっちのけで、前回の記事で紹介した「あっ、〇〇みっけ!」と「My name is……」のフレーズを延々と歌わされました。でも楽しそうな様子から、覚えた物が言えるようになってうれしいんだなというのも見てわかるので、根気よく付き合うようにしています。

 

●写真

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ここにある虫は『はらぺこカマキリ』に出てくるものが多いですが、他にも歌の題材になっていて、かつ見た目に特徴のある

・とんぼ(『あかとんぼ』)

・てんとうむし(いないいないばあっ!の『ワンツー!パンツ―!』)

・ほたる(『ほたるこい』)

・かぶとむし(aikoの『カブトムシ』)

を加え、自分で適当にネット上で写真を拾ってきて印刷しました。

 

正直、セミやカマキリを英語で何と言うかは知らなかったので、私もこれを見て一緒に覚えるつもりで、日本語・英語両方を入れています。けっこう勉強になる。

(虫の実物を見せるのは私にはハードルが高いので、春以降に旦那に頑張ってもらおうと思います。) 

 

ちなみにこの写真シリーズは虫だけでなく、動物・爬虫類両生類系・花・乗り物・果物・図形なども作って壁にマスキングテープで貼っています。次の項目で紹介するテキトーな絵と共に、娘が壁紙に落書きするのを防ぐのにも役立っていますし、キッチンから見やすい場所に貼ることで、料理をしていて手が離せないときでも娘にクイズを出してコミュニケーションを取れるようにしています。

 

(うちはキッチンの構造上の問題でベビーゲートなどを使って子どもの侵入を防げないので、キッチンに近づくと危ないときなどは頑張ってクイズで写真や絵の方に娘の気を引いています。)

 

●絵

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すでに娘が落書きしまくった後で申し訳ないのですが、絵はこんな感じ。「絵本も絵だから一緒じゃないの?」と思われるかもしれませんが、大事なのは「プロの方が描いた上手な絵」と、「素人が数秒で描いたテキトーな絵」の違いです(笑)。シンプルな絵は色・形など特徴を覚えやすいですし、特徴を覚えるということは言葉を覚える以上にお絵かきのイメトレにもなるかなと思っています。

 

※アルファベットは別で勉強しているので、ここではひらがなの勉強を兼ねて(とはいえ娘本人はほとんど文字にはまだ着目していませんが)、「さかなの”さ”」「しんかんせんの”し”」という感じで一緒に載せています。

 

●写真

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これは写真と絵が両方使われているもの。家族それぞれの所在地と交通手段を載せています。人の顔は私の画力では誰か判別できないので写真を使い、日本地図や乗り物はネット上のイラストをお借りして作りました。

 

遠方にいるため両方の祖父母に会う機会が少ないので、少しでも顔を覚えられるようにということと、せっかく色々な乗り物を経験しているのでそれも覚えられたらいいなということで、これは言葉強化よりもずっと前に作ったものです。

写真による顔認識効果はかなり高いようで、だいぶ前に撮ったばあばの動画を見せたところ、こちらから教える前に娘が「ばあば!」と言って指差しました。

 

●動画

前項で描いたじいじばあばの動画などホームビデオもありですし、今の時代ならYouTubeなどを活用するのも効果大!


はらぺこカマキリ / おかあさんといっしょ (Coverd byうたスタ) 【カマキリが踊る!】


どんないろがすき / おかあさんといっしょ (Coverd byうたスタ) 【クレヨン・色・おぼえ歌】

 

これら以外にも娘が好きなのはたくさんありますが、虫に興味を持ったきっかけである『はらぺこカマキリ』、色を歌で覚えられる『どんな色が好き?』はかなりオススメです。

 

●おもちゃ

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2つ前の写真の項目で載せた、日本地図と同時に見せていたおもちゃ。飛行機や新幹線などは実物を間近で見せられる機会が少ないので、おもちゃで代用。

新幹線は甥っ子からのお下がりでもらった音が鳴るもの、飛行機はANAを利用したときに子ども用に配られていた飛行機型風船。どちらも娘のお気に入りです。

 

③②で見せた色々な媒体の物が同じであると教える

例えば絵本に飛行機が出てきたときに、

「あ、これ見たことあるね!こっちと一緒だね!見てみて!」と飛行機の絵のあるところに連れて行き、

 

絵と絵本を並べて指差し、「一緒!」と言います。おもちゃや実物が手元にあるのであれば、それらも持っていき、「これも一緒!」という感じ。

 

本や教科書で見た世界遺産を訪れた時に「おお~、これがあの〇〇……!!」と感動した経験のある人は多いのではないでしょうか。

 

あれと同じような気分を娘にも味わってもらいつつ、飛行機を同時に色々な姿で見比べさせることで、飛行機の印象を強くします。

 

娘も楽しんでくれているようで、最初は見比べてにこにこしている感じでしたが、これをやり始めて3週間ほど経った頃には自分から飛行機のおもちゃを持ってきて「一緒!」とくっつけたり、虫の絵本を読んでいる最中に私を絵本ごと虫の写真のところまで連れて行って「一緒!」と指さしたりします。

 

(読み聞かせの最中になんども部屋のあちこちを連れ回されるのはちょっと面倒でもありますが、娘がせっかく楽しんで見せてくれているので、これも頑張って付き合っています。ただし体調が悪かったりであまり動けない日は無理して動かず、どこに何の写真があるかはわかっているので、「あ、ありさん見つけたんだね!一緒だね!すごいね、よく見つけたねー!」という感じで精いっぱい言葉で褒めています。)

 

 

おわりに

 

以上が、うちで行っている言葉の教え方です。歌を使って印象付けし、絵本や写真、実物で一度教えたものを見かけたら「一緒だね!」と言ってやはり歌ってあげる。色々なやり方で間接的に何度も刷り込んでいくという感じです。

 

もちろん一度教えただけで覚えられるわけではありません。前に教えたものを娘が忘れてしまった時は、「どれかな~」と言いながらしばらく考えさせ、わからないという仕草(うちの場合はごまかすために抱き着いてくる)をしたら答えを教えてあげます。

 

それを繰り返していると、次第に娘が、わからないときに自分から「どれかな~?」とか「なあに?」と言うようになりました(笑)

 

こうして歌やクイズ形式で教えていると、目的としていた単語以外の物も付随してどんどん覚えてくれるんだなというのも発見。

 

1歳半健診より前にこれをやってあげていれば、あんなにひどいこと言われなかったかもしれないのに……と思うと娘に少し申し訳なくも思いますが、とりあえず今はもうかなり遅れを取り戻せたので、今後もこのやり方を継続していきたいと思います。

 

※ただし形容詞や副詞のように写真などで見せることが難しい単語はまだこういう形では教えていません。そちらのやり方も模索中ですので、いい教え方があったらまた書きます。