お茶充生活

茶道の日常的な楽しみ方や和室でのマナー、妊娠・育児についてゆるく書いていくブログ

君はミルクを飲まない

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『君はミルクを飲まない』(原曲:『君はロックを聴かない』Byあいみょん

 

君はミルクなんか飲まないと思いながら

少しでも母乳休ませてほしくて

ミルクなんか飲まないと思うけれども

僕はあんな瓶やこんな匙で

今日も試してみる

 


あいみょん - 君はロックを聴かない 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

 

はい。

 

今回も育児ネタです。

哺乳瓶を嫌がるだけでなく、ついに粉ミルクまで拒否るようになってしまった娘。

最近は飲む量も増えて、母乳が追い付かないレベル。

 

せっかく旦那が育休をとってくれているのだから、月に2回くらい娘を預けてお茶のお稽古にいけると思っていたら、粉ミルクNGのために3時間以上娘と離れることができないトラップにはまりました。

 

スプーンで飲ませてみたり、ニップルのサイズやタイプを変えてみたり、昨日も新しい種類の哺乳瓶を買って試しましたが、どれも拒絶。

 

このままじゃ当分お茶のお稽古にいけないという焦りと、4月の保育園入園大丈夫なのか…?という不安に駆られているうちに変なテンションになり、ついあいみょんの歌に変な歌詞をつけてしまいました。

 

 

もともとは粉ミルクばかり飲んでいた娘。

それについて、少しさかのぼって説明します。

 

 

2500gちょい。

低体重ギリギリだったうちの娘は、産まれてすぐはとっても小さく、初産だった私の母乳も形の問題で吸いにくかった関係で、全然母乳を飲めませんでした。

 

口が小さくてうまく奥まで咥えられないけど、頑張って噛むから、こちらは傷がついている箇所をさらに噛まれて激痛。悪いことに母乳の分泌ばかり豊富なものだから、溜まる一方で乳腺炎まっしぐら。授乳の痛みだけでなく、普段から胸を触るだけでものすごく痛い。

 

 

帝王切開の傷の痛みも子宮収縮の痛みも薬飲まなきゃいけないくらいに強いのに、なんでさらにこんな痛い思いしなきゃいけないの。産むのは女でもいいから、母乳くらい男が出してよ」というのが、理不尽ですが当時のリアルな心の叫びです。

 

 

ただ、手術後、自然分娩のお母さんたちがすぐに子どものお世話をしているのに、自分だけむしろ介護されていて何もできないことに対する無力感と、

 

自分の子どもの泣き声も知らないし、なんなら顔だって写真でしかほとんど見たことない。新生児室の方から様々な赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるたびに、「どれがうちの子かな」って気にしてるだけ。こんなので親って言えるのかっていう罪悪感。

 

 

母子同室になってからは、その罪滅ぼしのつもりで、痛みを我慢して母乳をあげ続けていました。

 

しかしそうしている間に傷に細菌が入って化膿していたらしく、気づいてくれたベテラン看護師さんに「薬で徐々に治すから直接母乳はあげちゃだめ」と言われ、搾乳して哺乳瓶で母乳を与えることに。

 

搾乳を始めて、それを哺乳瓶であげることでなんとか私の体調も安定し、娘も母乳を飲むことができるようになりました。

 

ただ、搾乳は便利ですが、なんか自分が乳牛にでもなった気分というか。自分、娘に母親って認識されてるかなあ?って、ものすごく不安でした。だって、哺乳瓶で授乳するだけなら、おじいちゃんおばあちゃんとやってること変わらないから。

 

 

そんな日々が約1ヶ月。その間に助産師さんの母乳外来に通ったことと、娘もだいぶ大きくなって、深く咥えられるようになってきたことで、里帰りから東京に戻る時にはほとんど直接の母乳だけでやっていけるようになりました。

 

母乳があげられるようになると同時に、やっと親の自覚と自信が持ててきて、うれしいのもつかの間。今度は別の問題が発生しました。

 

母乳主体でしばらく経つと、娘が哺乳瓶を嫌がるようになってしまったのです。搾乳を与えようとしても嫌な顔をする。粉ミルク自体もNGになったようで、哺乳瓶を変えてもスプーンであげても口から出してしまう……ということで冒頭の歌の誕生です。

 

まあ、母乳主体でいきたいと思っていたので、完全母乳に移行できたのは本当によかったです。最初のうち哺乳瓶と粉ミルクばかりだったので、飲みにくい母乳を嫌がるようになってしまうんじゃないかと心配だったので。

 

今は若干困るほどの母乳っ子になってしまいましたが、裏を返せば使っていた粉ミルクや哺乳瓶などの道具が、母乳育児サポートに適していたという証拠でもあるでしょう。授乳用品も色んなメーカーのものがあるので、どれを選べばいいのかわからなくなりますが、病院でも母乳育児にするならと勧められていたのがこれら。

どうしても一人で出かけたい用事がある時や、母乳がうまく出なくなる時などもあると思うので、母乳だけで充分やっていけるようになっても、2日に1回くらいは哺乳瓶や粉ミルクを織り交ぜて使った方がいいかもしれません。じゃないと私みたいに困るので(苦笑)

 

 

また、絞り方を手加減で調節できた手動搾乳機も乳腺炎対策に効いて便利だったので、これも載せておきます。搾って冷蔵庫で保存しておけば、母乳だけで育てたい場合にも人に預けることができますし、上記のように作戦として哺乳瓶やミルクを使う場合や、赤ちゃんが長い時間寝て母乳が溜まってしまった時にも重宝します。分泌多めなら必需品です!

 

こんなに母乳以外受け付けなくて、離乳食とかいけるようになるの…?とか色々前途多難な予感ですが、

たくさん飲んでぐんぐん育ってくれているだけで、今はとりあえずいいことにします。