お茶充生活

茶道の日常的な楽しみ方や和室でのマナー、妊娠・育児についてゆるく書いていくブログ

妊娠・授乳中カフェインとどう付き合う?

 

 

妊娠・授乳中のカフェイン対策

 

覚悟はしていても、妊娠・授乳中というのは本当に不自由です。

私はお酒もカフェイン系の飲み物も大好きなので、つわりで食べられる物が減る中、飲み物まで制限されるというのはかなり苦しい

 

しかし、カフェインは少量ならあまり問題ないとされているため、ネットなどで色々調べて、1日に摂取してもいい量にできるだけ留めるようにしながら飲み物を選ぶことにしました。

 

妊娠・授乳中のカフェイン摂取量

WHO(世界保健機関)は、カフェインが胎児へ影響をもたらすと断言していないものの、妊婦の1日のカフェイン摂取量をコーヒーをマグカップ3~4杯程度(=300㎎~400㎎)までにすることを推奨しています。イギリスなどではさらに基準が厳しく、コーヒー2杯までのカフェイン摂取に留めることを呼びかけているようです。

また、WHOは紅茶、ココア、コーラにはコーヒーの半分程度のカフェインが含まれているとしています。

(厚生省HPより)

 

 

しかし、こうは書かれていても、マグカップには決まった大きさの規定なんてものはないので、厳密にはそれぞれの飲み物をどれくらい飲んでいいのか少し心配になります。

 

そこで、文部科学省『日本食品標準成分表』を参考に、カフェインを含む代表的な飲み物と、飲む量に対してどれくらいカフェインが含まれているのかという計算をしてみました。

(マグカップは250ml~400ml程度の容量のものが多いようなので、ここでは300mlで統一しています。)

 

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この表で見てみると、インスタントコーヒーはマグカップ3杯でカフェイン360㎎となるので、確かにWHO基準なら1日に3~4杯飲んでも大丈夫みたいですね。

イギリス基準だとすると2杯弱となりますので、気になる方は2杯以内に抑えておきましょう。

 

抹茶も薄茶であればWHO基準で5~6服程度、イギリス基準で3杯程度飲めます。

私が今通っている茶道教室のお稽古では、1日に薄茶と濃茶1服ずつ飲むことが多いですが、これも合計192ですのでイギリス基準でもギリギリOKとなります。

 

 

実際、どれくらい飲んでた?

とは言え、カフェインがどれほど体に作用するかが人によって違うように、赤ちゃんへの影響もまた人によって違うようです。そうなると、心配な人はできるだけカフェインを抑えたい気持ちにもなりますよね。

 

私や旦那はカフェインで眠れなくなることが全くないですが、お腹の子がどうかまではわからないので、とりあえず安定期に入るまでは私はカフェインを控えていました。家ではノンカフェインやデカフェの紅茶を飲み、お稽古では先生や周りのお弟子さんに伝えて抹茶の代わりに白湯をいただくといった感じです。

 

※「茶道のお稽古なのに白湯?」と思われるかもしれませんが、茶道では体調が悪い、お茶を飲んだ口直しでさらに白湯を飲みたい、その日使っている水が名水と呼ばれる特別なものである、などといった様々な理由で白湯をいただくこともあります。窯や鉄瓶で沸かしたお湯は味もまろやかで鉄分豊富なので、妊娠・授乳中にもオススメです!

 

 

安定期に入ってからは、カフェイン不足のストレスに耐えかねたこともあり、お稽古では普段通りに抹茶を飲んでいました。ただし、その日は家ではノンカフェインだけにするなど、1日の摂取量はできるだけ守るようにしていました。

 

無事に出産し、授乳期に入ってからはまた一旦カフェインを我慢することになりました。というのも、娘は生後1か月になるまで夜中2時間に1回、ひどいときは1時間に1回起きていたので、カフェインに弱い体質なのかもしれないと思ったのです。

 

ところが、ノンカフェインの飲み物だけで過ごしていても寝ないときは寝ない。試しにコーヒーなどを飲んでみた日でも、寝るときは寝る。カフェインの作用はあまり娘には関係ないということがわかったため、その後は妊娠期同様の摂取量に戻しています。

 

オススメのノンカフェインのお茶

カフェイン中毒というほどではありませんが、とにかくお茶が好きな私。家でもお店でも緑茶・紅茶・抹茶ばかり何杯でも飲むので、何も気にせず飲むとすぐに1日の摂取量を超えてしまいます。

 

そんな中、役に立ったのはやはりノンカフェインの紅茶。中でもルイボスティーは鉄分も豊富に含まれているので、茶道の白湯同様、妊娠・授乳期にとてもいいとされています。

 

最近は色々な紅茶屋さんでノンカフェイン・デカフェの紅茶が売っているので、妊娠・授乳中の方はこの機会に是非自分のお気に入りを探してみてください(^^)

 

私がよく利用する紅茶屋さんはLUPICIAH&F BELXというお店。LUPICIAは大学時代にハマっていて、かわいいパッケージと豊富なフレーバーが魅力。H&F BELXはノンカフェインに特化していることと、妊娠中・臨月・授乳期それぞれの段階に適したブレンドのプレミアムママティーシリーズがあり、妊娠してからは特にお世話になっています。

 

↓母乳量UPに効くというフェンネルの入ったブレンド「ナーシング」。スパイシーながら飲みやすく、何より効果が高いです。(人によって効果の感じ方が違うかもしれませんが……)

ルイボスティーも同じものばかり飲んでいるとすぐに飽きてしまいますが、ここはルイボスティーだけでも複数種類があるので、気分で味を変えることもできますし、

体にいいのはもちろん大事ですが、ティーセットやタンブラーもスタイリッシュなので、お茶を飲んでいるだけでちょっとうれしくなるのもポイント(笑)。外出がなかなかままならない妊娠・授乳期のささやかな楽しみの1つです。

※こちらの記事で紹介しているプレミアムママ  ティーのナーシングは、現在はなくなってしまったようです…ごめんなさい。母乳量UPのお茶を探している方は、出産直後の入院中、病院からもらって飲んでいたAMOMAのミルクアップブレンドも効果があったので、よかったらそちらをお試しください!(2021/02/08追記)

 

  

我慢することが多くてしんどい気持ちになる時もありますが、制約がある中でもできるだけ楽しみを見つけることで、ストレス対策をしていきたいですね。