妊娠3ヶ月目:妊娠生活の準備
3ヶ月目のエコー写真はこんな感じ。この頃は2週間に1回の検診でした。映像では手らしき部分がぴよぴよ動いたり、形もだいぶ人間らしくなり、エコーを見るのが楽しみになってきました。
この3ヶ月目の時期にやっていたことなどを書いていこうと思います。
- 1、心拍確認→母子手帳と妊婦健診受診票を手に入れる
- 2、出産する病院を決めて分娩予約!
- 3、上司に妊娠の報告・今後の仕事の仕方や有休の相談
- 4、吐かない=楽とは限らない!食べづわりもつらいんです
- 5、妊娠系雑誌や本で、妊娠中の注意や流れを確認!
- 6、葉酸と鉄分のサプリを購入
- この時期の注意点
1、心拍確認→母子手帳と妊婦健診受診票を手に入れる
心拍が確認され、妊娠が確定したら、そこからは今後の妊娠生活や出産に向けて準備することだらけでした。
まず最初にやったのは、市役所や区役所へ行って妊娠届を出し、母子手帳と妊婦健診受診票(健診費助成のチケットのこと)を交付してもらうことです。受診票がないと、妊婦検診がすべて自費になってしまいます。
妊婦健診受診票は「妊婦健康診査14回分と妊婦超音波検査1回分、子宮頸がん検診1回分を一部公費で受診できる」というチケットで、毎回産婦人科に持っていき、一回分ずつ切り離して使います。全部の受診票に住所や氏名等を記入しなければならないので、それが少し面倒ですが、費用を負担してもらえるのだから文句は言えません。
↑中野区のHPより
このように、それぞれ使うタイミングや負担してもらえる額が異なるのもポイント。
産婦人科を予約する際に、「何回目用の受診票を持ってきてください」と言われると思いますが、言われなかったらこちらから確認し、忘れずに持っていきましょう。
※里帰り出産で受診券を使いきれない場合に関しては最後に注意書きで触れます。
2、出産する病院を決めて分娩予約!
私は里帰り出産の予定だったので、母子手帳をもらったらすぐに地元の産院に電話して分娩予約をしました。私の場合は、姉が妊娠・出産で利用していた病院がすごくよかった(実家から近いしきれいだし、入院中の食事がおいしい)と言っていたのでその病院に決めましたが、前回の記事でも触れた通り、ハード面・ソフト面で自分と合わないと感じる病院も中にはありますし、出産後の入院期間のサービスも施設によってさまざまです。妊娠が確定したら、自分が「ここで産みたい」と思える病院を見つけて、分娩予約をした方がいいと思います。
※病院によっては、同じ時期の出産予定の患者さんをたくさん抱えているとそれ以上の分娩予約を断るところもありますので、分娩予約は早さが大事です!里帰りですぐに地元の病院を受診できない人は、すぐに電話しましょう。
分娩予約をすると同時に、地元の産院から
・妊娠5ヶ月のタイミングで一度受診してほしい。
・マザークラス(母親学級)が妊娠期間中に2回あるので、それを必ず受けてほしい
と言われたので、そのまま電話で妊婦健診とマザークラスを予約。マザークラスの内容についてはまたその時の記事で書きますが、とりあえず持ち物として
・保険証
・母子手帳
・それまでの妊婦健診や検査の結果
を指定されたので、中野区の病院で受けた諸々の検査結果はすべて母子手帳と一緒に保管していました。
※地元の病院を受診してわかったのですが、自治体によって妊娠中に受けなくてはいけない検査の数や種類が異なるようです。私の地元の愛知県では、東京都よりも受けないといけない検査が多かったため、その後さらにまた地元に帰って検査をすることになりました……。検査をすでに受けたことの証明になるので、検査結果は必ず出産まで保管しておきましょう!
3、上司に妊娠の報告・今後の仕事の仕方や有休の相談
出勤日になってすぐ、上司に妊娠を報告しました。
「まだ安定期にも入ってないのに、早すぎない!?」と思われるかもしれませんが、私の仕事内容を考えると、すぐに報告する必要があったのです。
というのも、私はホテルのレストランで働いていて、四六時中食べ物の匂いに囲まれていてつわりには地獄、勤務体系はシフトで時間はバラバラ、重いものを持って階段を走り回ることも当たり前、更には分煙とは言え喫煙可能な席のあるレストランなので、平時には問題ないのですが、妊婦の体には悪いことこの上ありませんでした。安定期まで秘密にしている間に子どもに何かあったら悔やんでも悔やみきれないと思い、喫煙可能な時間のシフトから外してもらうことを上司にお願いしました。
さらに、地元の産院での妊婦健診やマザークラスの日程に合わせて有休を取る必要があったので、それも同じタイミングで上司に伝えておきました。有休は従業員の権利であるとはいえ、シフト制なのでいきなり3日も休むと迷惑がかかります(健診の日とマザークラスの日は別にするように産院から言われたのでその2日間と、長距離の移動で体調が悪くなるといけないので、少しゆっくりできるように余分に1日休みを作りました)。そしてシフト時間の件も有休の件も、上司は快く許可してくれました。
妊娠となれば、体調によってはそのうち完全に仕事に来られなくなる可能性もありますし、少なくとも妊娠期間後半になれば、できる仕事がかなり制限されます。そういったことも含めて、上司から他のスタッフ全員に伝えてくれたので、私自身からみんなに伝える精神的な負担も特にありませんでした。
そこからは、できるだけ食べ物の匂いが来ない場所で働いたり、体調が悪くなったら5-10分ほど外の空気を吸いに行かせてもらったりなど、周りの人に気遣ってもらいながら無理のない範囲で仕事を続けることができました。しばらくするとまたつわり以外の症状が出てきたり、働き方を変える必要が出てきたりしましたが、それはその時に書きます。
4、吐かない=楽とは限らない!食べづわりもつらいんです
さて、前項で少しつわりの話が出ましたが、私は食べづわりで、少しでも胃に余裕ができるとものすごく気持ち悪くなりました。しかし、妊娠中1度も吐くことができず、吐いたらすっきりするんじゃないかと思うのに、出てこないのが逆につらかったです。
少しでもお腹に余裕ができると気持ち悪さで寝られなくなるので、夜中に何度も起きてうどんやおにぎりを食べるというのも、精神的にきました。体重管理もしなきゃいけないし、そもそも1日に何回も食べたくなんてないのに……という罪悪感や飽きとは裏腹に、眠いのを我慢して食べないといけない。仕事中は手が空いた一瞬をついてバックヤードでウィダーゼリーやパンを流し込む(上司の了承は得ていました)。つわりの期間中は何を食べてもおいしいと思えず、もはや食事というより補充という感じで、食べること自体が苦痛だったのを覚えています。
もちろん、食べ物がのどを通らなくて衰弱して入院してしまう人に比べたらだいぶマシだとは思います。しかし、だからと言って楽なわけではないので、食べづわりの人に「つわり楽そうでいいね」系の言葉は言わないであげてください……。
5、妊娠系雑誌や本で、妊娠中の注意や流れを確認!
妊娠中は控えた方がいい食べ物・行動などをまず最初に『たまごクラブ』でチェックしました。ただし、食べ物に関しては書かれているものすべてではなく、「これはやばそうだな」と思うものだけ控えました。具体的には
・アルコール類
・カフェイン類(安定期入るまで)
・生肉(生ハムなどを含む)
・フレッシュチーズ類
・生卵
くらいです。魚の刺身とか、子宮収縮効果のあるハーブとかは特に気にせず生活していました。
幸い妊娠期間中、食中毒等で体を壊すこともなく、生まれた子も今のところ問題なく育っています(^^)
※あくまで私の個人的な判断で摂取しているので、気になる人はもちろん控えた方がいいと思います、念のため。
その他、妊娠中は時期に応じて体調や体形の変化もありますし、マタニティグッズやベビーグッズをいつ頃買うのか、などの情報を得るのにも雑誌は便利でした。
6、葉酸と鉄分のサプリを購入
妊活にも妊娠・授乳期にも欠かせないのが葉酸と鉄分。食事も小松菜などを意識して食べるようにしていましたが、食べられるものが限られていたので、サプリは必須でした。
葉酸や鉄分の入っているサプリはたくさんありますが、私は姉の勧めでディアナチュラというところのものを、妊娠中から授乳期まで継続して使用中です。
(ただ、途中で切れてしまって他のメーカーのものを買ったこともありますが、ぶっちゃけメーカーによって効果が全然違う!と体感することはなかったので、とりあえず気休めとしてどこかのを買って飲んでいればいいと思います。)
以上が3ヶ月目です。
この段階でこうしておけばよかったと思うことや注意点は以下の通り。
この時期の注意点
①妊婦健診受診票の還付
里帰りで使えなかった妊婦健診受診票は、出産後自治体に申告すれば還付してもらえます!なので必ず捨てずにとっておきましょう。その際、里帰り先の病院で受けた妊婦健診の領収書が必要になるので、セットにしておくといいです。
中野区の受診票は先に書いた通り1回5,070円分の助成。7回は中野区で使用し、それ以降は里帰りで使えなかったため、残りの7回分の受診票を産後に払戻ししてもらいました。
ちなみに、妊婦健診でかかるお金も病院によってまちまちです。参考までに私が通っていた2か所の病院での自己負担金を比較しておきます。
中野区の産院【受診票アリ】(3Dエコー・カラーエコーなし)
・何も特別なことをしなかった日は2000円ほど
・血液検査などをした日は8000円ほど。
里帰り先の産院【受診票ナシ】(3Dカラーのエコーあり、USBに録画可能)
・何も特別なことをしなかった日は5500円。
・血液検査などをした日は10000円ほど。
これに加えて、便秘などの薬をもらったり、逆子治療でお灸をやったりなんかしていると、毎回かなりの出費になります……。出産費用もですが、健診費用も見越して妊娠前から貯金をしておいた方がいいですね。
あと、これらが基本的に現金払いのみとなるので、健診の前に多めに現金を引き出しておく必要があります!私は支払いを基本的にすべてカードでする派なので、よく現金を下ろしておくのを忘れて、2回ほど支払いのタイミングで受付さんにごめんなさいしてATMへ向かうことになりました……
②里帰りさんはマザークラスを前後期同時に受けた方がいい
これは私がけっこう後悔したところ。マザークラスが妊娠5ヶ月頃に受ける前期の回と、妊娠8ヶ月頃に受ける後期の回に分けられていたのですが、実は同じ日に両方受けることが可能だったのです。私はそれを知らなかったので、里帰り前に2回も帰省するはめになってしまいました。8ヶ月は産休直前で、仕事の引継ぎが忙しい時期なので、そこで休みを取らなきゃいけないというのは仕事のスケジュール的にかなりきつかったです。電話であらかじめ両方受けたい旨を伝えておけば、里帰りの人の場合は認めてもらえるようだったので、次の妊娠の際は絶対そうしようと思っています。
次回は4ヶ月目。エコー写真の見方やマタニティグッズについても書いていこうと思います。
前後の話へのリンクはこちら: