お茶充生活

茶道の日常的な楽しみ方や和室でのマナー、妊娠・育児についてゆるく書いていくブログ

妊娠4ヶ月目:しんどい時に席は無し

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これが4ヶ月目半ばのエコー写真。全体的に少し丸みを帯びて、ようやく宇宙人から人間の赤ちゃんに近づいてきました。いつももぞもぞ動いていたのに、この日は眠っているらしくてピクリともせず……写真で見ればどちらにしろ静止画になるんですが、映像で見る分にはやはり動いてくれていないと、ちょっと心配になったりします。

 

さて3ヶ月目の怒涛の妊娠生活準備が終わって、やることはひと段落。しかし、ずっとつづいているつわりや他の症状にやられ続けている4ヶ月目は、体も気持ちもしんどくなってくる頃です。どちらもうまくケアしていくことが大事なので、その頃私がやっていたことを挙げます。

 

 

1、まずは何より体を大事に!~つわり対策~

体調が悪いと仕事どころか日常生活までつらいので、自分なりのつわり対策を編み出していくことが必要になります。私の場合は、食べ物もですが制汗剤や芳香剤、滞留している空気、道端のごみ箱の臭いもダメだったので、町を歩く時も会社で事務仕事をしている時も、匂い対策をしていました。それが以下の3つ。

 

・マスクを着用

・レモンやグレープフルーツのアロマオイルを持ち歩く

FRISKやスーッとする系のガムを持ち歩く

 

まずは漂ってくる匂いから直接すぐに影響を受けないように、マスクで防護。ただしマスクもずっとつけているとそこに空気がこもってよくないので、時々一瞬外してマスク内も換気。気持ち悪くなってしまったのを治したい時は、ティッシュに柑橘系のアロマオイルを垂らしてそれをマスクの中に入れたり、FRISKやガムを食べたりして気を紛らわしていました。

 

食べづわりは手を汚さずさっと食べられる物を持ち歩き、こまめに補給することで対策。仕事中はポケットにFRISKを忍ばせ、すぐに取りに行ける場所(レストランならキャッシャーの裏など)に小さなバッグに菓子パンやウィダーインゼリーを入れて置いていました。ウィダーはふたが閉められるため少しずつ食べられるという意味でも、食べた後に口の中に臭いが残りにくいという意味でも、つわり中は重宝しました。つわり中は毎日買っていたので、つわりが終わるころにはさすがに飽きて食べられなくなりましたが……(笑)

 

ただし、対策をどんなにしていても、気持ち悪くなってしまうことはもちろんあります。私の場合、職場がホテル・レストランなので、もしも嘔吐するとノロウイルス等の対策のために専用のキットで片づけたり消毒したりと大事になってしまうため、何としても吐く前に対処しないといけません。なので、仕事中に気持ち悪くなってきたときには、吐く前に他のスタッフに伝えて外に出て、新鮮な空気を吸わせてもらっていました。寒くなっていた時期なので外に出ていることは心配されましたが、寒さとかどうでもいいと思うくらいには、新鮮な空気の方が大事だった記憶があります。職場の雰囲気によるかもしれませんが、しっかり伝えればダメとは言われないと思うので、無理をせず周りに頼った方がいいでしょう。

 

2、精神面では旦那さんや家族、友人を頼って

体調不良が1ヶ月以上も続いたり、食べ物や飲み物、行動が制限されたり、今後の妊娠生活や出産・育児への不安があったりと、この時期は精神的にもつらくなる人が多いみたいです。私自身も寝たいのに食べづわりで何度も起きてしまい、睡眠不足でイライラして泣けてきたことが何回かありました。どうしてもつらいときには八つ当たり半分で旦那を起こして気持ち悪さを訴えたりもしていました(笑)。

 

つわりは自分にも他人にも治せないので、終わる時期を待つしかないですが、それでも人につらさを話すというのは精神面にはけっこう効きます。というか自分ひとりだけで気持ち悪さに耐えているとどんどん気分が落ち込んだりイラついたりしてしまうので、絶対話した方がいいです。

 

つわり経験者と話せば「自分だけじゃないんだ」と思えて頑張れますし、つわりを経験できない男性相手でも、「こういう匂いがつらい」「どんな風に気持ち悪い」ということを伝えるだけで、だいぶ気が楽になります。また、つらさを軽減するよう配慮してくれるようになるかもしれません(私は飲み会後の旦那のお酒の匂いがダメだったので、近寄らないでと怒ったことがありますが、できればもう少しソフトに言ってあげるといいでしょう)。

 

妊娠や出産の体への負担はどうしたって女性にしか体験できません。でも、子どもは2人の子どもです。「旦那さん仕事忙しそうだし……」など色々気を遣わず、精神的な面では旦那さんを頼ってしまっていいのではないかと思います。

 

3、お下がりは何がもらえるのか把握する

兄弟やいとこ、先に出産した友人などがいると、ベビーグッズやマタニティグッズをお下がりでもらえるケースがあります。新品でそろえたいというこだわりがあれば別ですが、すべて自分で買いそろえると、安い物を選んだとしてもかなりお金がかかるもの。私の場合、哺乳瓶や後に買うベビー食器などの衛生品以外はお下がりでいいなと思っていたので、ベビーグッズもマタニティグッズも姉からかなりお下がりをもらいました。

 

たまごクラブなどの雑誌に、妊娠・出産中に何がいくつ必要かというのが載っているので(特にベビー服・下着は生まれる時期によって生地の厚さや枚数がだいぶ変わってくるので、誕生月別になっているたまクラを読んだ方がいいです)それを見て、お下がりで足りない分をリストアップしていました。

 

マタニティグッズは次の項でも書きますが、自分の体形変化に合わせて順次試しながら買っていけばいいと思います。ベビーグッズに関しては、性別がわからないうちはどちらでも使える色・柄の物を買っておくか、一切買わないでおくのが無難です(うちは西松屋へ下見に行った時に、青色のスヌーピーの肌着がかわいくてつい買ってしまったのですが、産まれた女の子がパパ似の男顔だったせいもあり、肌着を着せると男の子にしか見えませんでした……似合ってるんですけどね)。

 

臨月に入ってしまうとお腹が大きすぎて外出がつらかったり、予想より早めに生まれてしまったりという可能性もあるので、ベビーグッズは8ヶ月~9ヶ月目に買うのがベストかなと思います。しかし、私のように「子どもにはこんな服を着せたい」などと妄想することで体調不良や気分の落ち込みを乗り越えようとするタイプであれば、イメージと違うことになるの覚悟で先にちょっとくらい買ってしまってもいいかもしれません。

 

4、今後の体形変化に備えてマタニティグッズを買い始める

体形変化も個人差がありますが、胎児の成長的にだいたいお腹が出てくるのは妊娠5ヶ月目くらいからのようです。私の場合は食べづわりでものすごく食べていた割には、毎日の通勤のウォーキングが効いたのか、4ヶ月目の体重は妊娠前プラス1キロほどで収まっており、服は妊娠前のものを着られていました。

 

ただし下着は上がだんだんきつくなってきたのと、寒くなる時期でお腹の冷えが気になったこと、5ヶ月の戌の日が近づいていたこともあり、

 

・マタニティブラ(授乳兼用)2枚

・マタニティショーツ(ローライズとお腹まで隠れるもの)各1枚

・腹帯のさらし2枚

 

をオンラインショップ(犬印)で購入。下着は問題なく使えたので、同じものを後から追加しました。ショーツに関してはお腹まで隠れるものの方が安心感があったので、そちらの形を追加。さらしは妊娠後期には役に立ったのですが、この頃は巻き方が下手だったのか、巻いていると歩いているうちにだんだんきつくなってきて気持ち悪くなってしまったので、妊娠後期に逆子を治すときまでは使わなくなりました。姉のお下がりでもらった2枚の腹巻型腹帯の方が温かさ・薄さ・つけやすさの面で優れていたので、妊娠後期までは腹巻ばかり使っていました。9ヶ月頃になるとお腹が大きすぎてつけられなくなりましたが、春になり気温も上がったので必要なくなりました。妊娠後期が寒い時期になる人は、サイズ調整のできるものを買うか、後で大きなサイズを買い足す必要があると思います。

 

注意点:妊娠初期は席を譲ってもらえないと思った方がいい

この頃得た教訓ですが、つわりで一番体調がきつい妊娠初期に、都市部で席を譲ってもらえることはないと思った方がいいです。特に通勤電車は絶対無理。

 

私は空気がこもった場所に少しいるだけで気持ち悪くなったので、電車は空いていたとしてもダメ。よほど天気が悪い時でない限り、通勤は行きも帰りも40分ほど歩くようにしていました。これは体重管理にも効果があって一石二鳥だったのですが、用事やお茶のお稽古などでどうしても電車に乗らなくてはいけないことも時々ありました。その中で、6ヶ月目までの間に席を変わってもらえたのは1度きり。

 

もしも妊婦じゃなくてただ太っていただけの場合失礼になるから……という理由でなかなか声をかけられないという事情もあるようです(会社の先輩は実際、声を掛けたら妊婦じゃなく、ものすごく気まずい思いをしたそうです(笑))。しかし、見やすいところにマタニティマークをつけて、優先席の前に立った時、その優先席に座ったばかりの人たちが一斉に眠ったふりをし始めたのにはさすがに引きました。

 

私はつわりが収まってからも「空気がこもった所NG」が続いたので、妊娠後期に入って席を譲ってもらえることが少し増えたのは本当にありがたかったですが、妊娠初期でお腹が出てない時も、妊婦の体はむしろ一番つらいんだよと知ってもらいたい瞬間でした。

 

以上が4ヶ月目にやっていたこと。

エコー写真やマタニティグッズのことについても書きたかったのですが、文章量が多くなってしまうのでまた別の記事で書くことにします。

 

前後の話へのリンクはこちら:

妊娠3ヶ月目:妊娠生活の準備 - お茶充生活

妊娠5ヶ月:安定期の落とし穴 - お茶充生活

マタニティグッズ、ベビーグッズはいつ何を買う? - お茶充生活