お茶充生活

茶道の日常的な楽しみ方や和室でのマナー、妊娠・育児についてゆるく書いていくブログ

妊娠5ヶ月:安定期の落とし穴

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5ヶ月目(妊娠16週目~)の頃に入ると、胎盤が完成します。ここからはへその緒を通して母体から胎児に栄養や酸素が行くようになり、赤ちゃんの成長スピードもアップ!上のエコー写真は、産院の先生がわかりやすいように絵を加えてくれたものです。

 

つわりが終わったり、精神的に落ち着いてきたりする人も多いため「安定期」とも呼ばれているこの妊娠中期ですが、私の場合は思わぬ落とし穴もありました。

 

 

1、戌の日のお参りと腹帯(ふくたい)

犬は安産の象徴ということで、お腹の子の成長と安産を祈願するのが戌の日参り

 

ちゃんと神社に予約して御祈祷をする家庭もありますが、うちは夫婦そろって大げさなことがあまり好きじゃないタイプなので、安産祈願で有名な近くの神社に行き、普通にお参りだけして帰ってきました。

 

一応、ネットで購入した腹帯のさらし2枚とエコー写真は持っていきました。お参りの際に少しでも清められるといいなくらいの感じ。

 

ちなみにこのさらしですが、別の記事でも書きましたが腹帯としては使いづらく、無駄になるかと思いきや、最終的に逆子治療に役に立つことになりました。逆子用なら洗い替えで2枚あった方がいいなという感じです。

 

 

2、つわり脱出からの貧血

5ヶ月目に入って少しすると、食べづわりがなくなりました。ひたすら食べ続けることがなくなり、生活にメリハリが出ると、食事が夢のようにおいしく感じられます。この頃に食欲が増して太ってしまう人も多いみたいですが、徒歩通勤はここでも体重管理に役立ってくれました。

 

体調がよくなったと喜んだのもつかの間、今度は貧血の症状が時々出るようになりました。立ち仕事中に視界がだんだん暗くなり、息が苦しくなって気持ち悪くなるという感じで、やはりその都度職場の外に出て、外の空気を吸うことでなんとか治していました。

 

つわりと違い、貧血は症状が急に来るので、気づいたらすぐに対処しないと意識が遠のいてふらっとなってしまいます。普通に倒れるだけでも大変ですが、階段を歩いている時などは特に危ないので、少しでも危なそうだと感じたら休むことが不可欠でした。

 

3、つわりがないという不安

貧血はいつも起きるわけではないので、つわりがなくなったことで、基本的には妊娠前と同様にキビキビ働くことができました。しかし、それがかえってマタニティブルーの一員になってしまったのです。

 

というのも、まだこの頃はお腹も出ておらず、胎動も感じられなかった時なので、つわりまでないとなると、自分が妊娠していると実感できる要素が何もなくなってしまったのです。さらに妊婦健診も月に1度になっているため、胎児がまだちゃんと中にいることを確認する方法が一切ない。

 

気づかないうちにいつの間にか流産とかになってないか、そこまでいかなかったとしてもこんなに自分がバタバタ働いている間に、苦しい思いをしていないか……など、仕事の時は夢中で働いていても、その後に必ず罪悪感と不安に襲われました。

 

4、性別なんか聞かないで!

そんな中で追い打ちとなっていたのが、周囲の質問。

 

「そろそろ性別わかった?」と聞かれるのが何よりも嫌でした。自分でも過剰反応だし理不尽であることはわかっていましたが、

 

・「性別がわかるのは6ヶ月目くらいから」って前も言ったんだけどな……

・ていうか健診そんなに頻繁にないんだけど……

・性別わかったら私から言うからわざわざ聞いてこないで

・あなたが知りたい以上に私が一番知りたいんだからその気持ちわかって

・性別どころか、ちゃんと生きてるのかもわからないのにこれ以上不安煽らないで

 

というような感じで、自分の不安が大きくなるにつれて、性別の質問1つに対して嫌な気持ちがどんどん大きくなってしまったのです。普段なら人との会話で多少嫌な言葉を言われたところであまり気にしないんですが、この頃は制御不能でした。

 

とは言え、職場の人にこんなこと思っていても言えず、ストレスとして溜まる一方。最終的に、5ヶ月の半ばくらいの健診の後で旦那に「性別はもうわかった?」と聞かれたタイミングでキレて、上に箇条書きしたような言葉を投げつけて大泣きしました。

 

職場の人からは相変わらず同じような質問をされましたが、旦那に不安な気持ちも嫌だと思ったこともすべて話すことができ、だいぶストレスは解消されました。また、この後6ヶ月目に入るとわずかながら胎動らしきものを感じ始め、「赤ちゃんが生きてる」ということが確認できるようになったため、不安になることがなくなりました。

 

5、里帰り健診と母親学級

出産直前の里帰りの前に一度健診とマザークラスに来てと言われていたため、指定されたタイミングで一度帰省しました。別の記事でも書きましたが、妊娠中は重いものを持てないので、遠くへ出掛けたり何泊かする場合には荷物も宅配便で送ったりしないといけないため、里帰りで母親学級を受ける場合は前期後期を一度に受けさせてもらえばよかったです。

 

さて、初の里帰り先での健診では、

 

・愛知県で指定されている「妊婦が受ける検査」がまだ足りていない

・逆子のため、早めにお灸で治さないといけない

 

と言われました。

これも別記事で触れましたが、都道府県ごとに妊婦健診で受けなくてはいけない検査項目が違うようで、愛知県は東京都より項目が多かったのです。また、逆子の時の対応も病院ごとにことなり、私が愛知で通った病院では、鍼灸治療を必ず受けるように言われました。

 

このため、本来なら次に帰省するのは産休のタイミングでよかったはずなのですが、足りていない検査とお灸治療を受けるために翌月にまた帰省する羽目に……妊婦健診のための交通費は後で還付できるのですが、里帰りの交通費は対象外。新幹線で何度も往復し、さらに妊婦健診受診券も使えない病院に通うので、お金が笑えないくらい飛びました。

 

 

以上が5ヶ月目の流れ。

この頃はマタニティグッズをたくさん買った時期でもあるのですが、書ききれないのでそれは別記事で書こうと思います。お灸治療についてもそのうち書きます!

 

前後の記事はこちら

妊娠4ヶ月目:しんどい時に席は無し - お茶充生活