お茶充生活

茶道の日常的な楽しみ方や和室でのマナー、妊娠・育児についてゆるく書いていくブログ

1~3歳にオススメの乗り物絵本~英語編

こんにちは、伊織です。

 

前回は日本語の乗り物絵本のオススメ作品をいくつか紹介しましたが、今回は英語の乗り物絵本でうちの子どもたちのお気に入り&英語教育にも使える!という内容のものをご紹介したいと思います(^^)すべてボードブック版があるので、舐めたりかじったりする盛りの子でも安心ですし、見た目も華やかなのでプレゼントにも最適です☆

 

 

 

ちなみに日本語の乗り物絵本の記事はこちら↓↓

 

1,”TIME for a TRIP"

 

"TIME for a TRIP"

まず最初に紹介するのは、今回の中で一番小さい子向けの絵本”TIME for a TRIP”です。うちでは上の子の1歳の誕生日に買いましたが、買ってすぐお気に入りになりました。今では2歳になった下の子の愛読書でもあり、下の子に読んであげていると4歳の上の子も遊びをやめて聞きに来るくらい、長く愛される絵本です。

 

 

この本のオススメポイントは、

①出てくる乗り物の種類の豊富さ

②英語のリズムの良さ(rhyming)

③ストーリー性

 

です!細かく説明していきます。

 

①出てくる乗り物の種類の豊富さ

この本に出てくる乗り物は全部で13種類!小さい子向けの乗り物図鑑だと、よく様々な種類のはたらく車や色とりどりの電車が詳しく載っていますが、ここでは小さな子が公園や絵本などで見て知るような範囲の乗り物が広く浅く出てきます。乗り物好きなお子様はもちろん、まだ何に興味があるかわからないお子様が乗り物に興味をもつきっかけにもなりそうな入門本という感じです。

 

具体的には、バス、飛行機、汽車ぽっぽ、ヘリコプター、馬車、キックボード、ボート、フェリー、自転車、気球、ロケット、船、そして車です。

 

身近だけど英語でなんて言うのか案外知らなかった!というものや、おおよそ交通機関として使わないような乗り物まで……これらがすべて「祖父母の家への行き方」として主人公のうさぎちゃんが考えた乗り物というのがかわいいポイントなのですが、とにかく自然な流れで色々な乗り物を紹介してくれる絵本です。

 

②英語のリズムの良さ(rhyming)

英語で韻が踏まれていることをrhymingというようで、英語絵本にはそれが非常に多いです。例えばpackとsnack、glueとtoo、zipとit…というように、発音したときに同じような音・リズムになっている言葉が文末にふんだんに使われているということですね。いいrhymingの絵本は、それらの似た音の単語が、意味的にも自然な流れで使われていて、この”TIME for a TRIP"はまさにそれです。

 

韻と聞いて「別にラッパーを育てたいわけじゃないんだけど」と思うかもしれませんが、韻が踏まれている文章は、特に声に出して読んだときに読みやすく、聞き手にとっても自然と耳に入ってきやすいです。そして現実的なことを言うなら受験期のリスニング問題対策としても使えます。アクセント問題や、「同じ発音を選びなさい」的な問題ですね。ああいった暗記するのがしんどい難しい問題を、自然な感覚として学べるのがこうした韻が多用されている絵本です。

 

そして、うまい表現が見つからなくて完全に個人的な感想になってしまうかもしれませんが……この絵本は語数が整えられていて、歌のようにリズミカルに読むこともできます。私はこれを読むときは、手で膝を叩きながらメトロノームのようにしてノリよくテンポよく読むのが好きです。歌が好きなうちの子どもたちにウケがいいのはそれもあるのかもと思っています。

 

③ストーリー性

この絵本は「小さなうさぎちゃんがおじいちゃんおばあちゃんの家に行ってからお別れするまで」という1つの物語になっています。お出掛けの支度から始まり、交通手段をどうするのか空想が広がり、最終的に車で祖父母の家に行って遊び、最後にバイバイする……という流れなのですが、本の中でたくさん出てくる「Time for a trip!(お出かけの時間!)」という言葉が、最後では祖父母の家から自分の家への「Time for a trip(帰る時間)」となっているのが、伏線的な感じでおもしろいです。

 

※英語の歌を聞いていてもそういう言葉遊びというか、同じ言葉で違う内容を表す的なことがよくあります。日本語の歌でももちろんそういうのがないわけではないですが、英語の歌の方がより顕著な気がします(これも個人的な感想です)。

 

 

ちなみにこのうさぎちゃんの絵本はシリーズはいくつかありますが、ここまでテーマ(この本では乗り物)、韻、ストーリー性すべて優れているのは、この”TIME for a TRIP"だけです。

他のものはテーマ(時間、遊びの種類など)と韻はあるのですが、物語というよりかは「子どもの一日の流れ」に近い感じで、うちの子どもたちはさほど引き込まれていない感じがしました(育児に関する英語を学ぶという目的なら有用かも)。なので、もし1つだけ選ぶなら断然”TIME for a TRIP"がオススメです。

 

 

2,”CARS and TRUCKS"

"CARS and TRUCKS"

さて、2冊目は先ほどのストーリー重視の絵本から打って変わって、図鑑要素の強い乗り物絵本です。

 

オススメポイントは以下の通り!

アメリカらしい乗り物がカラフルに描かれている

②各乗り物の音も一緒に言葉で書かれている

③説明が詳しいので長く読める

 

これらはけっこう写真見たままなので、順に簡単に説明しますね。

 

アメリカらしい乗り物がカラフルに描かれている

この"HELLO, WORLD!"のシリーズはカラフルな切り絵のようなデザインが特徴。子どもの目を引き付ける色使いや、シンプルで見やすい絵にも関わらず、車のホイール部分の色や模様がすべて異なるなど、細部にかわいいポイントがあるのも楽しいところです。

 

そしてアメリカの絵本のため、アメリカならではの大迫力の乗り物がたくさん!描かれているのは全10種類で、みんなに人気のごみ収集車、モンスタートラック、レッカー車のところを読むと息子も大喜び。他にも電気自動車、オープンカー、レーシングカー、タクシー、トレーラー、消防車、アイスクリーム販売車があり、最後には「この中で、いくつ見たことある?」と締めくくられているので、ついつい私も「まだ見てないのはモンスタートラックとレーシングカーか…」とまだ見ぬ乗り物に憧憬を抱いてしまいますし、アイスクリームトラックを初めて公園で見かけた時はテンション爆上がりでした(笑)。

 

②各乗り物の音も一緒に言葉で書かれている

そしてこれらの乗り物の特徴的な効果音が一緒に書かれているのも、自然な英語学習の観点でオススメです。受験などで使うことはないでしょうが、絵本やマンガなどではよく出てくる効果音。書かれている音のイメージがつかめるだけで、作品を楽しめるかどうかがだいぶ変わってくると思います。英語にはオノマトペ(擬音語)がないとか言いますが、なんだかんだ効果音の表現はすごい豊富にあるんですよね……。

 

1歳息子にはまだ乗り物の説明部分は難しそうですが、CRUNCH!とかRUMBLE!とかの効果音は覚えやすいらしく、道端でゴミ収集車を見つけたら「Garbedge truck! Crunch, crunch!」とか、消防車のおもちゃで遊びながら「Wee-oww, wee oww!」などと言って楽しんでいます。

 

③説明が詳しいので長く読める

先ほども少し書きましたが、このシリーズの絵本は非常に教育的で、本当にちょっとした図鑑くらいの知識が書かれています。乗り物に全く詳しくない私は、これを読んで知ったことも多いです。よく見ると少し小さめの字で補足情報も書いてあったりしますが、そこまで読んでいると少し長くなるので、1~2歳の小さい子に読むなら効果音だけか、大きな文字のところだけ。3歳以上のお子さんには細かい文字の補足も読んであげるなど、読み手の年齢に合わせて情報量(文字の量?)を調節しやすく、小さい子から大きな子まで楽しめるのもうれしいところ。だいたい1歳向けの絵本だと、3歳頃には情報量少なすぎて物足りなくなってたりしますもんね……。

 

ちなみに同シリーズの乗り物絵本で、工事車両に特化したものもあります。工事車両好きなお子さんにはこちらもオススメです(^^)

 

3,”Little Blue Truck's Christmas”

"Little Blue Truck's Christmas"

最後はリトルブルーというピックアップトラックが主人公の、クリスマスのお話。このシリーズはアメリカの乗り物好きな子なら高確率で読んだことのある、ポピュラーな作品みたいです(うちの息子の親友2人も大好き)。

 

ピックアップトラックというのは、アメリカで人気の大型&かっこいい版の軽トラ的な感じです。物もたくさん積めますが、普通のおでかけやスーパーでの買い物など、日常的にみんな乗り回しています。

 

この絵本のオススメポイントは

①数字と形容詞が学べる

アメリカの文化に触れることができる

③最後の仕掛けがキレイ

です!

 

①数字と形容詞が学べる

この絵本もシリーズもので、他にもハロウィンやバレンタインなどいろんなイベントに合わせ何らかのテーマ(素材、形、動物の鳴き声、動物の赤ちゃんの呼び方など)が盛り込まれているのですが、このクリスマスの以外は言葉選びをテーマと韻に少々寄せすぎているというか、お話として自然と読みづらくなっているように感じます。(私が日本人英語の感覚で読んでるせいで、ネイティブにとっては違和感ないのかもしれませんが……)

 

その点、このクリスマス版はbig, tall, fat, shortなど基本的な形容詞とクリスマスツリーの本数という、視覚的にわかりやすいものがテーマですし、その他の単語も日本で習うものが多く、内容がすんなり入ってきやすいです。韻ももちろん踏んであるのでテンポよく読めます。ちなみに動物の鳴き声は私が読んだ限りですがシリーズ全部の本に入っています。

 

アメリカの文化に触れることができる

クリスマスには本物のモミの木を切ってきて飾る(モミの匂いや葉っぱが落ちるのが気になるなどの理由で人工のモミの木を使う派の人ももちろんいます)とか、車の上に荷物を縛り付けて運ぶ(サンディエゴではサーフボードや自転車を括り付けてる車がかなり多いです)とか、各家のイルミネーションに気合が感じられる。ツリーの下にたくさんのプレゼントがあるとか、そういった文化をイラストからさりげなくうかがうことができます。

※ちなみにこの絵本ではブルーが転がり落ちんばかりのモミの木を運んでますが、大げさじゃなくこれくらい荷物積んで走っているピックアップトラックがけっこういます(笑)葉っぱや枝から、家具やマットレス、仕事で使うのであろう機材まで……内容は様々。

 

③最後の仕掛けがキレイ

これはもう見たままですが、この絵本には電池が入れられて、最後のページを開くとブルーのクリスマスツリーがキラキラとカラフルに光る仕掛けになっています!(写真でも一応赤く光っています)私が読んだ限りでは他の同シリーズにはこういう電池の仕掛けはないので、特別感があります。読むだけでぐっとクリスマス感を高めてくれる一冊なので、このシリーズで1冊選ぶとしたらクリスマスが一番お子さんに喜ばれると思います(^^)

もしもこれを読んでお子さんがリトルブルーにハマったら、他のものもトライしてみてもいいかもしれません。季節のイベント以外のお話も色々ありますよ~。

※ちなみにこのボードブックは先に紹介した2シリーズに比べてかなり大きく、値段も高い(重いから輸送料がかかってるのかな?)ので注意してください。置き場もけっこう場所とります…(笑)

 

 

さて、長くなりましたが以上が英語の乗り物絵本のオススメ3冊です!

この他にも渡米中に英語の絵本でオススメを見つけたら、その都度書いていきたいなーと思っています。