お茶充生活

茶道の日常的な楽しみ方や和室でのマナー、妊娠・育児についてゆるく書いていくブログ

1~3歳にオススメの乗り物絵本~日本語編

こんにちは、伊織です。

 

今回はオススメ絵本。

乗り物好きなうちの子どもたちがハマった&現在進行形で好きな日本語絵本をいくつか紹介します。

 

 

1,『でんしゃガタゴト』『ぶるぶるブルドーザー』『バスプップー』

 

いきなりの3本立てですが、これらは全部ひらぎみつえさん作の同シリーズのボードブック仕掛け絵本です。私の父が乗り物好きな娘(当時2歳になったばかり)に『でんしゃガタゴト』を買ってくれたところ、娘がドはまりしたので他の2つも買ってくれました。どれもそれぞれの乗り物の魅力が出ていて、今では乗り物大好きな1歳の息子のお気に入りです。

 

ちなみに娘は1歳半~2歳半くらいの頃になぜか絵本をあまり読みたがらない時期があったのですが、このシリーズは仕掛けもあって文字も少ないためか進んで読みたがりました。これをきっかけに、他の絵本もまた少しずつ読むようになったので、絵本苦手なお子さんや、絵本を破りがちな小さいお子さんにもオススメです!(パワフルすぎる1歳息子はそれでも少し仕掛けを壊しましたが…)

 

①『でんしゃガタゴト』

『でんしゃガタゴト』

①『でんしゃガタゴト』は駅から出発するシーンから始まり、トンネルや鉄橋を通ったり、車窓から流れる景色を眺めたり、下車したり、最後には車庫に入る内容。

うちの子どもたちは特にトンネルのところがお気に入りで、何回も回したり、いないいないばあのような遊びをして楽しんでいます。

 

②『ブルブルブルドーザー』

『ブルブルブルドーザー』

ブルドーザー、ショベルカー、ダンプトラック、ミキサー車、クレーン車のそれぞれの動き・仕組みが仕掛けで非常にうまく表現されています。絵本でありながら、おもちゃのようにも使えてかさばらないので、お出かけの際に持っていくのもいいかもしれません。(息子がペンで落書きしてますが、これもお気に入り故…)

 

③『バスプップー』

『バスプップー』

3つめのバスプップ―は先の2つに比べると仕掛けがワンパターン(引っ張り出す系)なのでおすすめ度はやや下がりますが、画像のバスのボタンの仕掛けは子どもたちが大好きです!笑

1つボタンを押すと他のボタンも全部色が変わるあの楽しさ、ぜひリアルな音声をつけて盛り上げてください(^^)

 

ひらぎみつえさんの仕掛け絵本は他にも持っているんですが、この3冊は特に仕掛けが知育にもなる内容でオススメです。ただ、月齢が進んだりストーリー好きな子にはお話要素が足りないと思うので、そういう子には次の2つの絵本の方が合うと思います。

 

2、『ふみきりかんかんかーん』

『ふみきりかんかんかーん』

これも子どもたちの大好きな絵本。先ほどの3冊は仕掛け部分に重点を置いたおもちゃのような絵本でしたが、こちらは映画のような魅力を感じる絵本です。

その理由は:

①電車の通過する音の表現がリアルで臨場感がある

②電車だけでなく車も様々な種類が出てくる

③文字ではなく絵だけで描かれた細かな群像劇もあり、親子の会話が広がる

 

1つずつ補足していきます。

①電車の通過音がリアルで臨場感がある

…何よりすごいと思ったのが、音の表現。いくつかの電車が出てくるのですが、その通過音が1つ1つ異なるんです。私自身は電車に特別興味がある方ではなかったので、正直電車の音は全部「がたんごとん」だと勝手に思い込んでいましたが、この本を読んでハッとしました。

 

文字で書かれた音を読むだけで、「あ、この音!聞いたことある!」と感じ、まるで自分が踏切の前にいて本当に音が聞こえてくるような臨場感。それと同時に、電車好きな子がどんな気持ちでずっと電車を眺めているのかがわかるような心地よさも感じます。

 

②さらに、車も色々出てくるので、車好きな層の興味も抜け目なく引いていきます(笑)。「消防車はどれかなー」なんて探すのも、子どもたちは大好きです。

 

③そしてこの本を何度も読み返したくなるさせるのが、群像劇的な絵の表現。

この本では踏切を通過する電車や乗り物だけではなく、その周りも含めた絵が非常に細かく描かれていて、しかもそれらが単発の絵ではなくちゃんとつながったストーリーになっているのです。例えば下の画像を見ていただくとわかるんですが…

左側では踏切のそばに猫の親子が描かれています。よく見ると子どもの方は腫れた顔を押さえていて、何やらお母さんの手を引っ張っている様子。さらによく見ると彼らの後ろには歯医者さんの看板…。つまりこの子は虫歯になって歯医者さんに連れていかれるところで、それを嫌がってお母さんの手を引っ張っているのです(笑)

 

しかも次のページにでは無理やりお母さんに連れていかれているシーンもあり、そこからしばらく登場しないのでもうこのまま終わりかと思いきや、画像右側を見てください。最後の方でお母さんに頭をなでられながら笑顔で歩いてくる猫の少年の姿が…!その顔はもう腫れがなく、歯医者さんで治療をして治ったんだなということがうかがえます。

 

これは絵本に書かれた文字とは一切関係のない背景部分なのですが、この猫の親子以外にも、「さっきまで踏切の前にいた親子が券売機でチケットを買っている」「ここで手を引かれているおばあさんは実は前のページから描かれていた」など、背景をよく見ると新しい発見が出てくる出てくる(笑)。それらを1つ1つ見つけていくだけでも親子で会話が弾みますし、踏切の周りにいる人々それぞれに生活という物語があって、それが絡み合ったり合わなかったりしながら世界が回っているのを感じられ、改めてほっこりできるのがこの絵本のすごいところ。小さくて短い絵本なのに、まるでちょっとした小説か映画でも見たような気持になって大人でも楽しめる、素晴らしい作品なのでぜひ手に取ってみてください。

 

※ただ、こちらはボードブックではない仕掛け絵本なので、1歳前後の小さなお子さんは破いてしまう可能性もありますので注意です。

3、『せんろはつづく』

『せんろはつづく』

この本のいいところは、

・線路の仕組みを難しい言葉を一切使わずかわいい絵で教えてくれる

・子どもの問題解決能力を芽を育んでくれる

というところです!

 

現実の線路にも駅・踏切・トンネルなどはつきものですが、あれらがなぜそこにあるのか、この絵本を読むだけで、小さな子どもすんなり理解できてしまいます。

 

また、この絵本では「〇〇があった。どうする?」という問題→「〇〇をつくろう」と解決という順でどんどん線路作りが進んでいくのですが、「どうする?」のところで子どもに「あなただったらどうする?」と考えてもらうことで、考える力・問題解決の力を育てることができます。2歳までだとまだ難しいかもしれませんが、3歳以降のお子さんでしたらすぐに解決のページに進まず、一緒に考えてみるのも親子のコミュニケーションになってオススメです!(^^)

↑こんなとき、あなただったらどうしますか?個人的には右側の池、意外な解決策でした。

※この本はシリーズがあるらしいんですが、サンディエゴに来てから日本人向けイベント内での絵本交換でこの1冊だけ入手したもので、他のが読めていないため、ここではこの1冊だけ今回はオススメしています。

内容がわからなくて申し訳ないですが、もしお子さんがこの本を気に入ったら、他のも買ってみるのもアリかもしれません(^^)4冊セットの方がやはり単価は安いみたい。

※なぜか『せんろはつづく にほんいっしゅう』はリンクが貼れませんでした。。

 

 

さて、絵本を教材として見がちなのでついつい長く語ってしまいましたが、今回は1~3歳向けのオススメの乗り物絵本を紹介しました。このほかにも英語の絵本でもオススメがいくつかあるので、次回はそれを紹介したいと思います(^^)

英語教育に興味がある方はぜひそちらもお読みください!

 

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