お茶充生活

茶道の日常的な楽しみ方や和室でのマナー、妊娠・育児についてゆるく書いていくブログ

図書館で絵本を選ぶときのポイント

こんにちは、伊織です。

 

先日は赤ちゃんへの読み聞かせの絵本の選び方を、保育士さんなどに聞いたことをもとに内容の面から紹介しましたが、今回は完全に私の実体験に基づく独断と偏見で、実際に図書館で選ぶときのポイントを書いていこうと思います(^^)

 

内容編はこちら:

teacere.hatenablog.com

 

 

私が絵本を選ぶときに気にしているのは、大きく分けると

 

 

この4点。これらの要素が偏らないようにしています。

 1つ1つ詳しく見ていきましょう!

 

1、年齢ラベル(対象年齢)

うちの最寄の図書館では児童書の背表紙に

 

・0~2歳向け…青色の星形シール

・3歳以上向け…赤色のくまさん型シール

 

が貼ってあるので、基本的に青色のシールのものの中から選んでいます。

シールはこんな感じです↓↓

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青シールのものは絵が中心で、文章はきわめてシンプルなものが多いです。

 

※0歳と2歳では赤ちゃん自身の言語レベルが全然違うので、0~2歳向けとひとくくりにしてあっても、中身の文章量などはかなり違います。0歳でも3ヶ月くらいなど、月齢の小さな子に読んであげるのであれば、0~2歳向けの中でも文章量が少ない物の方が、集中して最後まで読めると思います。

 

赤シールのものは、より文章が長くなって「本」っぽくなっています。私はまだ借りていないので、ここには見本の写真がないのですが……

 
※写真の一番左の『ひよこさん』のように、もともと0・1・2歳向けと書かれている絵本もよくあります。青シールの中でも、0~2歳向けと書いてある本と書いていない本で年齢レベルが違うかと言えば全く違わないので、私はおそらく図書館のスタッフさんが選別しているのであろう青シール・赤シールを基準にしています。

 

ただし、英語やそれ以外の外国語の絵本に関しては、特にシールが貼ってありません。自分で中身を見て、絵柄や文章量で判断するしかないです。しかも数が日本語の物に比べて圧倒的に少ない上に、0~2歳向けだなと思えるような絵本がほとんどないのが悲しいところです……こればかりは買うしかないかも。

 

2、内容

次に内容について。ここで言う内容というのは、その本の要素やねらいのことを指しています。乳幼児向けの絵本にはだいたい「ねらい」があります。この絵本を通して、子どもにどんなことを知ってほしい、体験してほしいのかということを考えて作者さんが描いているということですね。

 

「この本のねらい」として巻末などに書かれているものもあれば、全く書かれていないものもありますが、パラパラとめくればその絵本が「どういう系」なのかはなんとなくわかるもの。

 

私の場合は以下のような分け方で、要素が偏らないように選んでいます。

 

1、音やリズムを楽しむ絵本

2、物や概念の名前を知る絵本

3、表情を楽しむ絵本

4、物語として楽しむ絵本

(5、仕掛けやゲームを楽しむ絵本)

 

それぞれについて少し詳しく説明すると、

 

1、音やリズムを楽しむ絵本

「がしゃーん」「びりびり」「がたんごとん」など色々な効果音が出てくるお話のことです。作品の例を挙げると、『がちゃがちゃ どんどん』『むにゃむにゃきゃっきゃ』『どうぶつドドド』『つみきでんしゃ』などです。

 

2、物や概念の名前を知る絵本

車の名前や、生き物の名前、色の名前、大きい小さいという概念、丸・三角・四角という形の概念などを知る絵本です。

『ひこうき』『こぐまちゃんとどうぶつえん』『あか き あお みどり』『おおきい ちいさい』などがこれに当たります。

 

3、表情を楽しむ絵本

喜怒哀楽の表情が特徴的な絵本です。

『に~っこり』『ふうせんねこ』などはこの部類に入れることができると思います。

 

4、物語を楽しむ絵本

少し文章があって、短くても物語になっているものはこの部類です。『くまのこミン』シリーズや、『スプーンをもてば』『さんびきのヤギのがらがらどん』などなどですね。

 

月齢が低い子なら短いお話もいいですが、6ヶ月頃からは多少ページ数があっても集中していられますし、区切りのいいところで2回に分けて読むなどもできるので、0~2歳向けのものであれば特に長さは気にせず、おもしろそうなのを借りています。

 

(5、仕掛けやゲームを楽しむ絵本)

これはたとえば「ここを引っ張ると絵のゾウが動く」などの仕掛けがついていたり、『きんぎょがにげた』のように間違い探し要素があったり、『あがりめさがりめ』のように、描かれた表情を歌に合わせて自分でもやってみよう!というようなタイプの絵本です。

 

()になっているのは、引っ張ったりする仕掛け絵本は壊れやすいためか、あまり図書館に置いていないのと、複雑な遊びの絵本はまだ娘にはわからなくてつまらないと思うので、あまり借りていないからです。このタイプの絵本は、もう少し大きくなったら、どんどん試していきたいと思っています。

 

複合的絵本

もちろん、1冊の絵本に1つの要素しかないとは限りません。音やリズムを楽しみながら、物の名前を知ることができたり、物語としてもおもしろいなんて優れモノもあります。いくつかの要素を持つ複合的絵本があれば、私はその日借りる中で一番不足している要素の絵本としてカウントしています。

 

3、絵柄

絵柄はどんなものがいいのか?月齢の小さい子(4ヶ月未満など)に関しては、まだよりはっきりした色、大きくて単純な絵の方が見やすいというのがよく言われていることですね。

 

それ以外に私が気にしているのが、絵の雰囲気や、素材です。

 

雰囲気というのは、ほんわかしたかわいい絵なのか、写実的な絵なのか、個性的なタッチで迫力がある絵なのか、モダンアートのようにパッと見て何かわかりにくいものなのか…と言う感じです。同じネコを描いていても、作者さんによって絵の雰囲気って全然違いますよね。

 

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自分で絵本を作る時にも気にしながら作っていますが、どうしても自分の好みとかけ離れた物を作るのは難しいです。あとは才能と記述の問題で、写実的な絵や個性的なタッチも困難です。ということで、私が好きで選びがちなのが、ほんわかかわいい系の絵。

 

しかし、幅広いものに触れた方が刺激が多いはずです。色々な絵を見た上で、子どもが自分の好きなタイプの雰囲気をだんだん絞っていくのは構いませんが、最初の間口は広くしてあげた方がいいかなと思い、自分の好みとは違う雰囲気の絵も積極的に選ぶようにしています。

 

さらに、最終的には同じ印刷物になってしまっていても、もともとが水彩画なのか、版画なのか、切り絵なのか、ちぎり絵なのかなど、素材で絵の雰囲気はだいぶ変わってきます。

 

ただクレヨンや絵の具、鉛筆を使うだけではなく、こんな風に絵を描くことができるんだということを知ってもらいたいなと思うので、そのお手本として様々な画材を使ったものを選んでいます。

 

4、出てくるもの

非常に抽象的ですが、これは登場人物だと思っていただくといいと思います。ひよこが出てくるもの、車が出てくるもの、人間が出てくるもの……色々ありますよね。

 

15冊の絵本を借りる中で、全部にひよこが出てくるとか、全部が動物ばかりで人間が出てくるのが1冊もないとか、そういう偏りは避けています。人間・動物・生き物以外がまんべんなく出てくるように、ということですね。

 

なんとなく「男の子=乗り物の絵本」「女の子=お花の絵本」など、好きそうなもののイメージがあるかもしれませんが、娘が何を好きになるかは娘の自由ですし、興味を持つきっかけを最初から摘みたくないので、なんとなく男の子が好きそうな絵本も読むようにしています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

・対象年齢

・内容

・絵柄

・出てくるもの

以上の4点が偏らないようにすることが、私が図書館で絵本を選ぶときにポイントとしていることです。

 

もちろん、そのうちに自分の子どもが特に好きなものもはっきりしてきます。うちの娘は音・リズム系の絵本、かわいい系の絵柄、ひよこ、が大好きだということが、6ヶ月の時点で判明しています。その場合、好きなものを借りてあげた方が確かに、ウケを取りに行きやすいでしょう。

 

しかし、子どもの好きなものが移り変わることもありますし、その日の気分で「今日は音系よりも表情系がいい」ということもあると思います。発達の面で絵本がどれほど影響を与えているのかは実際のところわかりませんが、音系ばかり読んでいると、それ以外の部分への刺激が少ないのかなという心配もあります。

 

なので、娘の好きなものは知っているけど、あえてそればかりに偏らないように借りる、というのが私が気を付けていることですね。

 

もちろん、選び方の基準は人それぞれ。好みの絵本じゃないと読む親のテンションが上がらない!と言う場合は、親が楽しく読めるものを優先した方がいいと思います。せっかくの親子の触れ合い時間ですから、親子共に楽しめる時間にしたいですね(^^)

 

ちなみに手作り絵本はこちらの記事で紹介しています↓↓

 

teacere.hatenablog.com

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 まだこの後も作っているので、そのうち紹介しますね!