自分らしい抹茶茶碗を持とう!
前回抹茶茶碗の入手方法に軽く触れましたが、せっかくだから自分好みのお茶碗を使いたいですよね。1つしか持たないとすれば、なおさらどんなものにするか迷うと思います。
そこで、今回は参考までに私の場合どんなお茶碗を持っているかを一部ご紹介します。
(前回の記事を読んでいない人は、そちらも是非読んでみてください!)
1、茶道具屋さんで買ったもの
①八橋とカキツバタの花の柄
②アジサイの柄
①のカキツバタの茶碗は、もともと伊勢物語が好きという理由でお店で買ったのですが、娘が5月生まれという理由からなおさら愛用しています。確か5000円くらい。
②のアジサイは、私の最初の勤務先が箱根で、転勤してから箱根のアジサイが恋しくなった時にちょうど先生がお稽古で使っていたので、同じものを注文して購入しました。これも5000円前後。
2、自分で作ったもの
こちらは大学の時に茶道部のみんなで三鷹の陶芸体験教室に行き、作った手びねり(ろくろを使わず、手でこねこねして作る)のお茶碗です。
少し分厚くて重たいですが、手間をかけた分愛着があります(^^)抹茶茶碗は陶芸体験の定番なので、作りたいといえばだいたいの窯で作り方のポイントを教えてくれますよ。体験料は場所にもよりますが、抹茶茶碗なら2000~3000円で作れると思います。
3、旅先で買ったもの
①奈良の吉野へ行ったときに陶器屋さんで買ったもの
②ドイツのクリスマスマーケットで見つけたポーランドのスープボウル
③イギリスの市場で買ったトルコ製茶碗(記事冒頭の写真)
①は吉野の桜を見た後で、陶器屋さんを見かけたので立ち寄った時に。黒い手作り茶碗を持っていたので、一緒に出したときにモダンな感じに見えるように、近い形で白いものをチョイス。洋菓子と合わせても違和感ないので普段使いとして重宝してます。確か3,000円。
②と③に関してですが、抹茶は必ずしも抹茶茶碗で飲まなきゃいけないというわけではありません。千利休の時代でも、本来は茶道具でないものを、茶道具に見立てて使うというのは1つのテクニックでした。形が使いやすければ、外国のものだってアリ。私は外国語大学だったため、茶道部のお茶会では、部員が留学先から持ち帰ってきた器をお茶碗として出すのが伝統でした。②と③は確か日本円で2000円くらい。②は春に、③は模様を花火に見立てて夏に使っています。
さて、お茶碗は他にもいくつか所有していますが、キリがないのでこのあたりにしておきます。
お茶屋さんで買ったもの、自分で作ったもの、旅先で買ったもの、それぞれどんな雰囲気かイメージがつかめましたでしょうか?どんな理由や観点で選ぶのかも、少しでも参考になればうれしいです。
使っているとテンションが上がったり、お客さんに出したときに会話が弾むような、とっておきの一椀を是非手に入れてください!